パワハラ
正直、これが一番キツかったです。
ドラマなどでたまにある闇金業者の事務所で社員を怒鳴りつけるシーンってありますよね?
マジでそれ。
「その会社絶対おかしいよ!!」
はい・・・これも知人によく言われました。
ただ当時は「…実績を上げられなかったのが悪いし…。」と 完全に洗脳されていました。
誤解の無い様に言っておきたいのですが、私個人の実績が悪く、個人的に攻撃されていた訳では無いです。
個人としては割と優秀な方であったと自負しておりまして、社内表彰も、メーカー表彰もされてた事があり、お給料もうまい棒がたくさん買えるぐらいそれなりに貰ってました。
そんな状態にもかかわらず、怒号が飛び交うのはもちろん椅子を蹴られる、机の上を引っくり返されるや「クビにするぞ!」などの脅し文句や「給料泥棒!」など罵詈雑言の嵐でした。
「この低実績の責任は誰かに取ってもらう!誰をクビにするか・・・一人ずつ言うてみろ!!」
と、20代~50代の営業マンが数名、仲間を売るか、自分が責任を負うか・・・もはや精神的拷問のような事を4時間受けた事もあります。
毎週毎週バキバキに圧力を掛けられ続けて心と体が疲弊していき、思考力や判断力が低下し、ブラック企業の奴隷となっていました。
高い離職率
その会社は30代、40代が極端に少ない会社でした。
入社して10年未満で辞めていく人が異常に多いからです。
「早く辞めた方がいいよ!!!」
「うるせぇ!それが出来たら苦労しねーよ!」
当時は本当にこんな状態で、辞める事を真剣に考える余裕すら無かったです。
ただ、精神的にキツイけど給料は貰えるし、営業職が好きだったので何やかんや この職場に一生いるんだろうなとボンヤリ想像してました。
でも 会社は大嫌い だったので
「巨大タンクローリーが会社に突っ込んできて、ビルごと木っ端みじんにならねーかなー…」
という想像もしてました。
そんなこんなで日々仕事をしていたのですが
50代の先輩が、仕事上のちょっとしたミスで正社員から契約社員にさせられました。
入社して30年以上のベテラン営業マンでしたが、ボーナスも無く、給料も激安の契約社員という雇用形態に変えさせられてしまったのです。
50代ですから再就職なんてほぼ不可能。
それを見越した上で会社が仕組んだとしか思えないような展開でした。
しかも契約社員になったからといって業務内容が変わる訳ではありません。
今までと同じ、毎週毎週 圧力をかけられるのです。
その経緯を間近で見ていて
ココに居続けたら
ヤバイ
と、辞める事を固く決意 しました。
次回『【ブラック企業】2年かけて計画的に辞めてみた(後編)』では、「辞めるまでにやった事」「ブラック企業で楽しく過ごす方法」「辞める時に失敗した事」「辞めてから一矢報いた裁判の話」を、お話したいと思います。
それではさようなら。
H Box
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