辞める時に失敗した事
ブラック企業にせよ、普通の企業にせよ、会社を辞める時のアドバイスを一つだけするとすれば
ボーナス支給月で辞めるべし。
という事でしょう。
大事な事なので、もう一度言いますね。
ボーナス支給月で
辞めるべし。
私の失敗は有給消化も含めてボーナス支給月の前月で退職した事です。
ブラック企業では「退職願」がすぐに受理されず、ダラダラと退職を引き延ばされます。
「ボーナス支給の前月で退職します!ボーナスを支給しなくて済むからお得でしょ!」的な感じで交渉をかさねて退職という流れになりましたが、何も気を遣う必要は無かったと反省しております。
ブラック企業にはブラック社員で対抗するべきした。
結局「ブラック企業」とは、社員やバイトの事を労働力という数字でしか見ず、何かあった時に社員を守ってくれない様な企業の事を指すのでしょう。
そして雇っている限りは労働力を出来るだけ安くで最大に使おうとし、辞められると労働力が減るので引き止めはしますが、辞めた後は「辞めた奴は全員不幸になった」などとデマを吹聴されて残っている社員の洗脳に使われます。
そんなブラック企業に気を遣う必要なし!
正当な主張、権利は押し通そう。
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2年かけて準備した割に終わりはあっけなく、表面上は 円満退社 に近い形でブラック企業を去る事になりました。
集めたパワハラの証拠やサービス残業の証拠などを交渉に持ち出す事なく退職する事が出来たので、その存在は誰にも明かすことは無かったです。
大量の証拠と共に労基に駆け込んでもよかったのですが、既に心と体は次の仕事に向いていましたので、そこに労力と時間を割くのが勿体ないと思い2年間かけて集めたパワハラの音声データは使う事無く存在すら忘れていました。
そう、2年後の裁判までは…
辞めてから
一矢報いた裁判の話
辞めてからおよそ2年の月日が流れた時、ブラック企業時代の上司から電話がかかってきました。
その上司は半年前に「外資系の保険会社」に転職していて、保険の勧誘も兼ねて電話をかけてきたのですが、ブラック企業に身も心も捧げていたはずの上司の転職に驚き、転職の経緯を訊ねると
- グレーな営業方法が問題となり調査と称して会社に軟禁状態にされる
- 毎日の取り調べで精神的に参ってしまい出勤できず
- いきなり懲戒解雇されたあげく300万円の損害賠償を請求される
- 退職金も無く、収入も無くなったので急いで転職
- 不当解雇、不当請求で弁護士に相談中で裁判になりそう
との事。
私利私欲ではなく、会社の為に実績を上げていた人だったのですが
可哀相すぎます。
分かってはいましたが…
ブラック企業のやる事はひど過ぎですね。
そこで、少しでも裁判が有利になる様、2年間蓄積してきたパワハラの証拠である音声データを元上司に託しました。
「お前、こんなのを録音してたのかよ…。」
と、さすがに軽く引かれてしまいました。
そして…
『紆余曲折 色々あって1年半にも及んだ裁判は最終的に和解が成立して、ブラック企業側からの損害賠償の取り下げと退職金の三分の二の支払いという形で決着がついた』
との報告を受け・・・
事実上の勝訴
裁判12年やってきて負けた事ないと言っていた、ブラック企業に一矢報いてやった気分です。
最後に
現在はそのブラック企業でパワハラが行われるという事は殆ど無くなったと聞きます。
録音されているかもしれないという強烈な疑心暗鬼を与える事が出来たので、しばらくは露骨なパワハラは行われなくなるずです。
ただ、根底は何も変わっていないと思うので、またいつかパワハラは再開されてしまう事でしょう。
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さて、いかがだったでしょうか?
昨今は色々と問題視されているので、ここまで酷いブラック企業も少なくはなってきているとは思いますが、まだまだ存在しているのではないでしょうか。
現在進行形でブラック企業にいる方の何かの参考になれば幸いでございます。
基本的にブラック企業がいきなりホワイト企業に変わる事は絶対に無いので、『この会社を変えてやる!』などと週刊少年ジャンプの主人公みたいな事を考えるのではなく、 将来に不安を感じたら辞める事を考えた方がいいですよ。
自分の身は自分で守りましょう!
それではさようなら。
H Box
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