一分間小説『恐ろしい怪獣』

恐ろしい怪獣

ある一人の男が、生物実験をしていたところ、恐ろしい怪獣を数体作ってしまった。

この怪獣は、縄張り意識が強く、自分と見た目が少し違うことや、意見の食い違いなどひょんことから争いを起こし、自分より弱い者を襲う習性がある。強い者だけが生き残り、弱い者は死んでいく。これがこの怪獣の特徴だ。

そして何よりも奇妙なのが、繁殖の数がすごいことだ。あっという間に数は、数百、数千と増えていった。

なんだか気持ち悪くなった男は、その夜、この怪獣達を全て逃がす事にした。

出来るだけ、遠くに逃がしたいと思った男は、自分の待っているジェット機に乗り、近くの星まで行った。

そしてその星で怪獣達を逃がした。

この星の名前は「地球」豊かな資源がある星だ。だが、これだけ縄張り意識が強く、争い事が絶えない奴らじゃ、すぐに滅んでしまうだろう。

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マルオ

パントマイムアーティスト、脚本家、パントマイム講師

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