第三回 復帰力 Recovery

このコラムはナンパについてのコラムだ。人によっては不快な思いをさせてしまう記事になるかも知れない。
はじめにを必ず読んでから続きを読んで欲しい。

はじめに Introduction

2019.10.21

-失敗とは、より賢く
再挑戦するためのよい機会である。
まじめな失敗は、
なんら恥ではない。
失敗を恐れる心の中にこそ、
恥辱は住む。-
ヘンリー・フォード

目を閉じて深呼吸をする。
外部からの情報をシャットアウトし
心を落ち着け集中する
そして内省をする。

『やめとけ』
『お前には無理だって』
『迷惑なんじゃないかな』
『キモがられるよ』

そんな声が僕を臆病にさせる。

『うるせぇ』
『勝手に決めつけんな』
『いけッ』

そして意を決して
一歩を踏み出し
声をかける。

「リカバリー」(復帰力)

世界五分前仮説(せかいごふんまえかせつ)
とは、「世界は実は5分前に始まったのかもしれない」という仮説である。
哲学における懐疑主義的な思考実験のひとつで、バートランド・ラッセルによって提唱された。この仮説は確実に否定する事(つまり世界は5分前に出来たのではない、ひいては過去というものが存在すると示す事)が不可能なため、「知識とはいったい何なのか?」という根源的な問いへと繋がっていく。

Wikipedia より

5分以上前の記憶がある事は
誰にも証明できない。
なぜなら
偽の記憶を植えつけられた状態で
5分前に世界が始まったのかも
しれないからだ。
つまりこの仮説は
証明も反証もできないということになる。

今回のテーマは失敗の捉えかた
失敗を糧に前に進む力。

ある人に教えてもらって
ずっと大切にしている言葉がある。
それは

「相手と自分の関係は時間的・空間的ファクターによって変わり得るのだということを常に肝に銘じて、無理せず二人の関係を楽しめばいい」

これは男女の関係でよく起こる事象だ。

「今日はダメ」

前回は大丈夫だったのに
今回はダメ。
「デート」「キス」「セックス」
これらは
女性特有の気まぐれのように
思うかもしれない。
が違う

これを理由も分からず
突きつけられた男は
ただあたふたする
男からすれば意味不明だ。

「えっ、なにかマズいことしたかな」
「なんか変なこと言ったかな」
と混乱する。

言葉にすれば
「今日はそんな気分じゃない」
になるが
男からすれば
「前と同じ手順を踏んだのになんでだ」
って感じになる。

これは決して
女性の気分だけの問題ではない
前回はよくて今回がダメな理由。

それは

「時間」「空間」
が違うのにも関わらず
同じ行動をしたことだ。

決して
あなたが悪い訳ではない。
そして
やり方が悪かった訳でもない。

その「状況」に合った「行動」
をしなかったからだ。

もちろん
これは逆のこともいえる。

過去にダメだったやり方でも
「時間」「空間」
を変えれば成功することもある。

たとえば
朝を夜に変える
場所や状況を変える
それだけで結果は変わる。

これは声をかけるという
行為でも同じ。

たとえば
街で普通に声をかけても
絶対に無理な子がいたとしよう。
だがもし
彼女が襲われているときに助ければ
どうだろう。
仲良くなれるかもしれない
付き合えるかもしれない。
少なくとも会話はできるはずだ
あなた自身は何も変わらないのにだ。

極端だが
これが「時間」と「空間」によって
二人の関係は変わるという例である。

もちろん
あなた自身の魅力を高めれば確立は上がる。
しかし立ち直るときに重要なのことは
「あなた自身を変えること」
ではない。

なのでアプローチに失敗したときも
「自分が悪い」
と自身を責めない。
なぜなら
“世界五分前仮説”
と同じく検証できないからだ。

むしろそれでテンションが下がり
パフォーマンスが落ちるくらいなら
考えないほうがいい。

Aというパターンのアプローチが
ダメだったからといって
次の子が
Aというパターンのアプローチで
ダメだとは限らない。

相手が変われば
受け取りかたも変わる。

もし時間を戻せて
「同じ相手」に「同じ状況」で
声をかけるのであれば
Aという声かけのパターンを見直すことは
有効だがそんなことはできない。

A’が検証可能なのは
「毎回対象と状況が同じ」
という前提のときだけだ。

カジノのルーレットで賭けた場所
を反省しようがないのと同じ。

「相手との関係は時間・空間によって変わる」

を前提にすれば
失敗の受け取りかたが違ってくる
いちいち失敗に落ち込まなくなる。

もちろん
精度を上げるために
若干の軌道修正は必要だが
失敗続きでパフォーマンスが
落ちるくらいなら考えなくていい。

同じ行動でも
繰り返し行えば質は上がる。

野球でいえば
毎回同じスイングを繰り返す。
人はどうしても
気分やテンションによって
パフォーマンスが変わってしまう。

勘違いしてほしくないのは
努力が必要ない
といっているのではない。
毎回バカみたいに同じことを
繰り返せといっているのでもない。
やらないくらいなら
同じことを繰り返すほうが
マシだという意味だ。

他人に影響されない安定感
大切なのはベースとなる
基本動作の精度を上げること。

これを実戦するのに
大切なのことは
すべて自分判断で決めること。

相手がどう反応しようと
「それはあなたの考え」
であって
「私はそう思わない」
くらいに思っておけばいい。

声をかけたときに
「もういいから」
と言われたとしても
「いいかどうかはこっちが決める」
くらいのスタンスでいる。

つまりこれは
相手に影響されないってことになる。
自分のリズムペースを守り
たんたんと声をかける。
相手の言動にいちいち反応もしないし
一喜一憂もしない。

大切なことは
影響されないこと
行動し続けること。

それができれば
落ち込むことなく高いパフォーマンスを
保ったまま次にアプローチができる。

パフォーマンス(自身)
よりも
シチュエーション(状況)
で結果は変わると認識するべき。

パフォーマンスが変わったからって
うまくいくなんて確証も反証もない。
なので自分のパフォーマンスを
責めることはあまり意味がない。

「あれが悪い」とか
「ここが悪いとか」
考えるのでなく
「状況が悪い」
「今回は縁がなかったな」
くらいに思って次に進もう。

「俺ってダメだなぁ」は
「俺なら大丈夫」

「できるわけない」は
「できるに決まっている」

勝ち残るではなく
負けずにいることが大事。
それができれば
伸びしろしかなくなる。

成功なんてほとんど運次第だ。
もちろん成功確立を上げる努力も大切だ
しかし重要なのは方法ではない。
勝ち負けでもない
大切なのは立ち向かい続けれるか。

失敗の原因を探すことに
無駄なエネルギーを費やさない。
成功だろうが
失敗だろうが
毎回リセットする。

無理せず「今」の二人の関係を楽しめばいい。

【第三十一回 モテの新理論『勘違い男のモテ理論』】 - 北山・長谷川の泥ラジ

2016.12.07

これめちゃくちゃ大事やから30回は聞け。
でも泥時代の長谷川さんの話を聞いて泣くなよ!

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